ロルフィング★ドキュメンタリー

ヨーロッパで作られたロルフィングのドキュメンタリービデオが届きました。

いつも私はロルフィングを説明するための言葉がうまくみつけられないでいるのだけれど、このドキュメンタリーはロルフィングのエッセンスを本当にうまくまとめていると思います。

ロルフィングに興味のある方、そうでない方も是非多くの人に見て欲しいです。

ドキュメンタリーの中にヨーロッパの名ロルファーHuvert Godardのインタビューがあるのですが、ロルフィングの特徴の一つである「重力と調和する」ということに関してこんな風に言っています。

「なぜ、重力か?そこには単純かつ重要な理由があります。私たちの住む世界は気温、明るさ、感覚など様々な変化に富んでおり、唯一、重力だけが常に同じです。 つまり重力だけが確かな安心感の中で人が自分をオーガナイズできるおそらくただ一つの不変な拠り所なのです。」

私はこのロルフィングの考え方を知った時、それって重力との良い関係さえ身につければこの地球上のどこにいたってこの身ひとつで自分らしく心地よく生きられるってこと!?と思ってワクワクしました。

私がロルフィングを受けた時は周りの環境や状況に振り回されっぱなしの時で、いろんな関係性の中でどうにもならないという思い込みの中にいました。
ストレスで身体も疲れやすく、いつもどこかに痛みや違和感がありました。

それがロルフィングを受けて身体が変化し統合していく体験の中で、あ、自分が変わればいいんだと自然に思えるようになりました。そして、どんどん身体の心地よさを取り戻すと、自分のしたいこと、したくないことがはっきりと身体で感じられるようになり(それまではしなくてはいけないことというふうに考えてました)、気がついたら会社を辞めていました笑。

それまで、その状況が嫌だけど自分ではどうしようも出来ないと思い込んでいたのに、身体が変わり、行動が変わり、自分の気持ちも変わったことで周りの状況もどんどん変化していきました。

ドキュメンタリーに出てくるロルフィングを受けた方々も身体の変化とそのことで得たもっと根源的な変化を皆さん、感じているようです。

改めてロルフィングが、その人がその人らしく生きるための素晴らしいツールであることを確信しました。

そして、自分がそういう仕事に携わっているということに身の引き締まる思いです。
私、精進します!

最後にこのドキュメンタリーを作ってくれたMathias Avigdor、そして日本語訳を付けて下さったヨーロッパで活躍する日本人ロルファー 鎌田孝美さん、中村かおりさんに感謝します。ありがとう!!

 

ロルフィング フランス語によるドキュメンタリー

 

 

 

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ロルフィング★依存しない身体へ

ロルフィングの基本のシリーズは10回で構成されていて、なぜ10回なのですか?という質問をよく受ける。

10回のうち、最初の3回は身体の表層、4〜7回は身体の深層に働きかけ、8〜10回は変化した身体を統合していく。それで10回。 10回の詳細→ロルフィングとは?

そもそもロルフィングは身体の症状のどこかが良くなったら、今度は別のところが痛くなったという堂々めぐりに終止符を打つべく考えられ、発展してきたメソッド。

ゴールは身体の部分的な症状を改善するというのではなく、そういった、症状の堂々めぐりにならないような全体のバランスのとれた身体づくり。

そして、そのバランスを考えたとき、常に変化する環境に適応していくには、かっちりと動かないバランスではなく、変化しつつも保たれるようなバランスでなければならない。

そこで、ロルフィングの創始者であるアイダ・ロルフは重力を拠り所にすることを思いついた。何かでバランスを崩すたびに施術者に頼らなければならない生活は真に健康な生活とは言えない。

でも最初のうちは、バランスを崩したときに何か拠り所がなければ、どうバランスを崩しているのか自分で気づき、調整するのは難しい。そこで重力に聞くということを思いついた。

アイダ・ロルフは「重力がセラピスト」と言っている。

地球の重力場、地面と空間の中でどのようにバランスをとっているか。あるいはどのようにサポートを得ているか。自分ではなく他に拠り所を置くことで、そしてその関係性を見直すことで新たに気づくことがある。

そしてそれが、常に私達の身体に作用している重力であれば、地球のどこにいたって自分でバランスを調整することは可能だ。

依存しない身体とは、完璧に一人で生きていく身体のことではない。重力に聞きながらバランスをとること。その関係を調和させること。そして重力と調和すると、自分と人、物、環境との関係も調和する。

ロルフィングは身体の構造と機能に働きかけて、重力と調和するバランスのとれた身体を目指します。

だからロルフィングは10回という終わりのあるワークなのです。

 

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ロルフィング★スカイ(sky)とアース(earth)

ロルフィングではスカイ(sky)かアース(earth)かということでその人の傾向を見ていくことがあります。

スカイ(sky)は、空間(space)にサポートを得るタイプ。胸の辺りに動きの中心があり、空に伸びていくようなリーチする動きが得意。アース(earth)は重さ(weight)にサポートを得るタイプで腹の辺りに動きの中心があり、地面を押すというようなプッシュする動きが得意。

例えばジャンプをする時、スカイの人は空に向かって伸びることで身体を持ち上げ、アースの人は一旦沈み、地面を押すことで身体を持ち上げる。

ジャンプをしてみると自分の傾向がなんとなくわかると思います。

ロルフムーブメントプラクティショナーのKevin Frankは彼の著書(*1)の中で「宇宙は質量の場所である。質量は重さを与える。それと同時に宇宙はそのほとんどが空間でもある。宇宙は凝縮、圧縮の場でもあり、膨張、広がりの場でもある。宇宙の中の小さな生命体として私たちも質量を持つ。重さを持つ。同時にそのほとんどが空間である宇宙の一部であり、私たちもまた空間である」と言っています。

どっちがいいとか悪いとかではなく、宇宙に重さと空間があるように、人にもその両方があって、多かれ少なかれどっちかを強く感じる傾向を持っているということです。

そしてその傾向をリソース、その人のなかにある資源、強みと考える。もともと備わっっているその得意な力を伸ばして広げることで、別の力も伸びてくる。

例えば私はスカイの傾向が強いタイプで、椅子に座ることがとても苦手だった。うまく身体の重さを椅子に委ねることが出来ずにいて、座っていても疲れてしまっていた。ロルフィングトレーニング、Unit2で講師のJaneがそんな私に椅子の座り方をレクチャーしてくれた。彼女は私に椅子に座りながらも上へ上へと身体を伸ばすように指示した。スカイの私は上に伸びることは得意である。伸びろと言われればどこまでもぐんぐん伸びる。伸びて伸びてもう限界というタイミングで、一気にはぁっと、力を抜いてと言われた。その時ストンと椅子に重さをあずけることができた。座面に委ねている自分の重さを感じることができた。

苦手なこと、出来ないことに目を向けるより、得意なこと、出来ることに目を向けて伸ばしていくほうが早い時もある。そのためにも自分のリソースを知ることは大切なことだと思います。

あなたはスカイタイプ!?それともアースタイプ!?

 

以下の動画はフレッド・アステアとジーン・ケリーの二人のダンス。画面向かって右のフレッド・アステアはスカイタイプで左のジーン・ケリーはアースタイプ。上から吊り下げられているようなフレッド・アステアの動きと地面に身体を委ねるジーン・ケリーの動きが対照的で面白い!そしてどちらもそれぞれの魅力があります。

http://youtu.be/zBBGlsMVO24

 

*1 「How Life Moves EXPLORATIONS IN MEANING AND BODY AWARENESS
Caryn McHose and Kevin Frank

 

 

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